「また指示を忘れた」
「やることが多すぎて、頭が真っ白になる」
新人看護師さんなら、毎日この不安と戦っているのではないでしょうか。
悩む看護師Aさんやること多すぎて、どこまで終わったか覚えてない。
インシデントになったらどうしようって常に不安。
悩む看護師Bさんあっ、忘れた!時間でやる指示だったのに
ひさ私も新人の頃まったく同じでした。
実は、あなたが「忘れっぽい」のは性格のせいではありません。
看護現場特有の「脳の容量オーバー」が原因です。
この記事では、看護師20年目の私が、新人時代の失敗から学んで今も使っている「忘れない・ミスを防ぐ」
リストとツールの活用術をすべてお伝えします。
なぜ新人看護師は忘れてしまう?性格のせいじゃない3つの理由
「また教えてもらったことを忘れてしまった」 「私って看護師に向いてないのかな」
そうやって自分を責めて、落ち込んでいませんか?
結論から言うと、新人看護師が物事を忘れてしまうのは、あなたの性格や能力のせいではありません。
脳の仕組みと、看護現場の過酷な環境が原因です。
今回は、20年目の先輩看護師の視点から、新人が忘れてしまう3つの本当の理由をお話しします。
① ワーキングメモリの限界:脳は同時に3〜4個しか処理できない
人間の脳には「ワーキングメモリ」というメモ帳のような機能があり、同時に保持できる情報量は3〜4個までと言われています。
看護現場ではどうでしょう。
・受け持ち患者は7〜8人
・時間ごとの点滴・与薬指示
・ナースコール
・急変対応
・先輩や医師からの指示
完全にキャパオーバーです。
新人が忘れるのは当たり前で、「覚えきれない」のが普通なのです。
② 叱責で「耳に蓋」状態になる防衛反応
先輩に強く叱責されると、脳は「学習」より「生存(その場をしのぐ)」を優先します。
その結果、指導の内容が頭に入ってこなくなるという防衛反応が起きます。
「教えてもらったのに覚えてない…」と落ち込むのは、あなたの理解力の問題ではなく脳の自然な働きです。
「忘れっぽい=看護師に向いてない」ではない
20年目の私でも、忙しい日は普通に忘れます。
違いは、「忘れる前提」で仕組みを作っているかどうかだけです。
忘れやすい原因は「頭の中だけで管理」しているから
新人のうちは、全てを頭で覚えようとしがちです。
しかし、覚える情報量が多すぎてキャパオーバーになりやすく、
「指示を聞いたけど記録してなかった」「処置を後回しにして忘れた」などのミスにつながります。
人間の脳は、同時に3〜4個のタスクまでしか正確に処理できません。
だからこそ「書き出す」ことで記憶を見える化することが重要です。
書き出すのは面倒ですが、これだけの業務を日々こなしています。
| 時間 | 内容 | ポイント | 準備・チェック |
|---|---|---|---|
| 8:30 | 情報収集(受け持ち患者の確認) | バイタル・点滴指示・血糖・尿測定の有無をチェック | メモ帳・カルテ・前回データ |
| 8:45 | 血糖測定(インスリン指示あり患者) | 測定器準備・指示単・前回データも確認 | 血糖測定器・試薬・指示書 |
| 8:50 | 点滴準備(●●さん 9:00投与) | ラベル貼付・滴下計算・Wチェックを忘れずに | 点滴セット・薬剤・確認表 |
| 9:00 | 点滴実施(●●さん) | 滴下速度確認・ラウンドで再チェック | 点滴セット・ストップウォッチ等 |
| 9:10 | 清拭・オムツ交換(▲▲さん) | シーツ交換も必要か確認 | タオル・シーツ・オムツ・物品一式 |
| 9:30 | 尿量測定(尿量管理中の◆◆さん) | 蓄尿中か確認・記録はその場でメモ | 尿量表・ペン・容器 |
| 9:40 | 検温・バイタル測定(全受け持ち) | 表に記録・異常値があれば即報告 | バイタル測定器・カルテ |
| 10:00 | トイレ介助(■■さん) | コール前にタイミングよく声かけ | 必要物品・声かけタイミング確認 |
| 10:20 | 記録入力(前半の業務まとめ) | 抜けやすい点滴・バイタル・尿量は都度記録 | パソコン・メモ |
| 10:50 | 点滴準備(□□さん 11:00投与) | 薬剤名・ルート・量を再確認・Wチェック | 点滴セット・薬剤・確認表 |
| 11:00 | 点滴実施(□□さん) | 投与中に他業務がかぶらないよう調整 | 点滴セット・ストップウォッチ等 |
| 11:15 | 昼食前血糖測定(インスリン指示患者) | 記録と指示タイミング注意 | 血糖測定器・試薬・指示書 |
| 11:30 | 昼食準備&配膳 | 配膳サポート必要な方、服薬補助も確認 | 食事・配膳トレイ・服薬補助品 |
このように、時間ごとに業務を整理すると今日やることの全体像が一目でわかります。
新人の頃は頭だけで覚えようとしてしまいがちですが、書き出すことで抜けや忘れを防ぎ、業務をスムーズに進められます。
看護師のやることを忘れないための簡単リスト活用法
表をもとに自分用の「やることリスト」を作ると、さらに効率的に業務を管理できます。
簡単やることリストの作成ポイント
あとでまとめてやることを書き出すと抜け漏れが発生するので情報収集の時に作成することがおすすめです。
- 時間でやることを書き出す:受け持ち患者の情報や点滴・血糖・記録など、今日やることを全てリスト化
- 優先度をつける:★=今すぐやる ★★=午前中までに ★★★=余裕があるとき
- 終わったらチェック:✔をつけるだけで進捗が一目で分かります
- 補足メモも活用:滴下速度やバイタルの異常値など、後で確認したいことを簡単に記録
この方法を使うと、頭の中で全てを覚えようとするストレスが減り、忘れ・ミス・残業の軽減につながります。
ひさ私も新人時代、この方法でかなり仕事が回しやすくなりました。
最初から完璧に作る必要はありません。
少しずつ自分に合った形にカスタマイズすることが大切です。
やることリストの作成をおすすめしていますが、失敗例もあります。
過去の失敗例
過去の失敗があったからこそ、それを踏まえて改善していきました。
恥ずかしながら過去の失敗を下記に示しました。
タイマーをかける
タイマーをよくかけていましたが「これをやってからやろう」と思っていると忘れてしまったりすることがありました。
タイマーがなったら止めてしまって、そして次には忘れてしまうのです。
手に書いたり、テープに書いて手に貼る
手につい書いてしまうのですが、手洗いや消毒の回数が多いので消えてしまうんですよね。
そして、手も汚れて見栄えが良くないのです。
どうしても煩雑になりがちで、やることをわからなくなってしまうことが悩みでした。
ひさ先輩看護師もいろんなことを経験して、今があります。
看護師の業務が忙しい・これを続けることが無理だと感じたら環境も見直す
どれだけリストで整理しても、職場によっては
- 新人なのに常にフル稼働
- 休憩がほとんど取れない
- プリセプターが忙しくて指導が受けられない
ということがあります。
そんな場合は、職場環境を見直すことも選択肢です。
無理に我慢して働くより、教育体制が整った職場で安心して学ぶ方が、長期的に成長できます。
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まとめ:今日からできる「忘れない看護師」へのステップ
ここで紹介した表やリストの方法を使えば、やることの抜けやミスの不安を減らし、少しずつ自信を持って業務を回せるようになります。
ポイントは、表やリストを活用して業務を「見える化」し、自分に合った形にカスタマイズすることです。
1. 表やリストで業務を見える化
時間ごとの業務表を作ると、「今日やることの全体像」が一目でわかります。抜けや忘れが減り、焦らず動けます。
2. 自分用リストで優先度管理
★今すぐやる、★★午前中まで、★★★余裕があるなど優先度を明確に。終わったら✔チェックを入れ、メモも活用して記録漏れを防ぎましょう。
3. 少しずつ自分に合った形にカスタマイズ
最初から完璧を目指す必要はありません。使いやすい順に調整しながら改善すると、自然に定着します。
4. 忙しすぎる場合は環境も見直す
指導が受けられない、残業が多いなどは職場の問題です。教育体制が整った職場を選ぶことも、安心して成長するための一歩です。
5. 必要に応じて転職サイトを活用
レバウェル看護なら、新人サポートが充実した職場を紹介してもらえます。無料登録・相談ができるので、安心して次の職場を探せます。
ここで紹介した表やリストの方法を使えば、やることの忘れやミスの不安を減らして少しずつ自信を持って業務を回せるようになります。
教育体制が整った職場で、新人でも安心して成長できる環境を選びましょう。
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