訪問看護がつらい・やめたいと感じたら:現役看護師が思う「あなたが悪いわけじゃない」理由と4つの選択肢

ダブルワークで訪問看護をやっている看護師の体験談
ひさ

訪問看護って、病院より時給がいいらしい

そう聞いて、応募しました。

実際、病院の求人より時給は300円以上高い。

正直、お金に惹かれた部分は大きかったです。

でも、現実は、甘くなかった。

時給が高いのには、ちゃんと理由がありました。

この記事では、訪問看護に実際に行ってわかった「しんどさの正体」を、現役看護師の本音で正直にお話しします。

今つらい人が、自分を責めずに次の一歩を考えられるようにそんな思いを感じてもらえればと思います。

この記事を書いた人

ひさ

元フルタイム+夜勤あり看護師。40代を前に「このまま夜勤を続けられるのか?」と不安になり、働き方とお金を本気で見直しました。

簿記3級・FP2級 保有

夜勤に頼らない働き方や、看護師が無理なく続けられる選択肢を 実体験ベースで発信しています。

この記事を読んでわかること

・訪問看護が「つらい」と感じる本当の理由(あなたが悪いわけじゃない)
・そのつらさが「仕事」のせいか「職場」のせいか、見分ける考え方
・今つらいときに取れる、4つの具体的な選択肢

目次

訪問看護の時給が高いのには、理由があった

訪問看護の時給が高い理由と、一人での判断・家ごとのルール・時間に追われる・行く日が憂鬱という4つのしんどさをまとめた図

結論から言うと、時給の高さは「その分の大変さ」とセットでした。

具体的に、何がしんどいのか。

私が実際に感じた4つを正直に書きます。

① たった一人で、全部を背負うプレッシャー

病棟と違って、その場に頼れる先輩も医師もいません。

利用者さんの家で、判断するのは自分ひとり。

「この対応で合ってる?」を確認できない心細さは、想像以上でした。

訪問に行く日は、朝からプレッシャーで気が重い。

この緊張感が毎回続くのは、時給だけでは割り切れないしんどさです。

② 「その家ごとのルール」に縛られる

在宅は、病院のように「医療が中心」ではありません。

あくまでその方の「暮らしの場」なので、家ごとの独自ルールがあります。

中には、医療的に必要とは思えないケアを求められることもありました。

たとえば、自然な排便があるのに、その家の習慣で処置を行う

看護師として「これは本当に必要なのか?」と違和感を覚える場面です。

それでも、その場では従わざるを得ない。

この「自分の判断が通らないモヤモヤ」は、在宅ならではの難しさだと感じました。

③ 想像以上に、時間に追われる

「訪問の合間は余裕があるんでしょ?」私もそう思っていました。

でも実際は、移動・記録・次の準備で、思ったより余裕がありません。

しかも、道が覚えられない。

初めての場所、入り組んだ住宅街「迷ったらどうしよう」が常について回ります。

マップ通りに行ったけど、ここで合っているの?大丈夫?と不安・・・

時間に追われながら一人で動くのは、地味に大きなストレスでした。

④ 「行く日」が来るだけで、気が重い

これがいちばん正直なところ。

訪問の日が近づくと、当日より前から憂鬱になるんです。

①〜③のプレッシャーが積み重なって、「また一人であの緊張感か」と感じました。

この行く前の重さこそ、続けるかどうかを考えるサインだと思っています。

でも、これは「あなたが悪い」わけじゃない

訪問看護がつらいのは仕事そのものより今の環境が合っていないからで、自分を責めなくていいと伝える図

ここで一つ伝えたいことがあります。

今回紹介した4つの理由のうち、「訪問看護という仕事そのもの」の特徴と言えるのは①だけです。

一方で

・利用者さん宅ごとのルール
・移動距離や訪問件数
・オンコールの回数
・スタッフ同士のフォロー体制
・教育体制や同行訪問

こうしたものは、事業所によって大きく違います。

「毎日時間に追われてつらい」と感じていた人が、別の事業所へ転職したら余裕を持って働けるようになった、という話も珍しくありません。

もちろん、訪問看護そのものが自分には合わないと感じる人もいます。

でも、「今の職場が合わないだけ」なのに、自分には向いていないと決めつけてしまうのはもったいないことです。

訪問看護がつらいとき、あなたが取れる4つの選択肢

訪問看護がつらいときに取れる4つの選択肢(今の職場で線引き・別の事業所に移る・単発バイトで距離を取る・働き方を変える)をまとめた図

「もう無理かも」と思っても、いきなり全部を投げ出す必要はありません。

選択肢は、思っているより多いです。あなたに合うものを選んでいきましょう。

① 今の職場で「線引き」を試みる

まずは、今の環境でできる工夫から

・休みの日の連絡は、対応必須か共有だけかを確認する
・違和感のあるケアは1人で抱え込まず管理者に相談する
・道やルートは「覚える」よりメモやナビに頼っていい

「我慢」ではなく「工夫」で軽くできる部分は、意外とあります。

それでも改善しないなら、②以降を考えてOKです。

② 同じ訪問看護でも、別の事業所に移る

ここ、すごく大事です。

訪問看護は、事業所によって雰囲気もルールも教育体制もまったく違います。

「急に1人にされる」のか「最初は手厚く同行してくれる」のか。

「独自ルールだらけ」なのか「医療判断を尊重してくれる」のか。

訪問看護そのものが嫌なんじゃなく、今の事業所が合わないだけかもしれません。

場所を変えるだけで、ガラッと働きやすくなる人はたくさんいます。

でも、こう思っていませんか?

「今より合う事業所があるかなんて、わからないし」

その気持ち、すごくわかります。

私も、今の職場しか知らないうちは「どこも同じでしょ」と思っていました。

でも実際は、事業所によって、雰囲気もフォロー体制もまったく違います。

・最初は必ず先輩が同行してくれる
・オンコールの回数が少ない
・医療的な判断を尊重してくれる

こういう「働きやすい訪問看護」も、ちゃんとあるんです。

大事なのは、今すぐ転職することじゃなくて、「他にどんな職場があるか、知っておくこと」

それだけで、「ここしかない」という思い込みから、少し自由になれます。

看護師専門の転職サイトなら、訪問看護の求人だけにしぼって、事業所の雰囲気や体制まで教えてもらえます。

「辞めるため」じゃなく、「知るため」に、情報だけ集めてみるのもアリですよ。

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③ 単発バイトで、収入を保ちながら距離を取る

「辞めたいけど、収入が減るのが怖い」その気持ち、よくわかります。

そんなときは、単発バイトという選択肢があります。

自分の都合のいい日だけ働けて、合わなければ次は入らなければいいだけ。

お試し感覚で、いろんな現場を見られるのも魅力です。

④ 思いきって、働き方そのものを変える

「ずっと同じ場所で消耗し続けなくていい」私はそう思っています。

転職はもちろん、ブログや在宅ワークなど、看護師の経験を活かせる道は他にもあります。

大事なのは、今すぐ辞めることじゃなく、いつでも動ける状態を作っておくこと。

それだけで心の余裕がまるで違います。

まとめ:あなたの心と体が、いちばん大事

訪問看護がつらいのは環境の問題かもしれず、工夫・場所を変える・単発・働き方を変えるの選択肢があり、自分の心と体を大切にというまとめの図

訪問看護が辛い・辞めたいと感じるのは甘えでも能力不足でもありません。

「1人での判断」は訪問看護の宿命の部分。

でも「家ごとのルール」「人間関係」「休日の連絡」は。環境によって大きく変わります。

つまり、辛さの多くはあなたではなく今の環境の問題かもしれません。

だからどうか、自分を責めないでください。

そして選択肢はちゃんとあります。

①工夫する
②場所を変える
③単発で距離を取る
④働き方ごと変える

どれを選んでも間違いじゃありません。

やってみて「合わなかった」とわかったならそれも立派な前進です。

やってみないとわからない現実もあります。

もし、今少しでも「働きたい」気持ちがあるならいきなり辞めなくても大丈夫。

まずは「情報だけ」集めてみませんか。

転職サイトに登録だけしておいて、単発バイトを調べてみる。

それだけで逃げ道がある安心感が生まれます。

あなたの心と体を守れるのはあなた自身です。

無理せず、自分に合う働き方を一緒に探していきましょう。

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