訪問看護を始めて1ヶ月で辞めたくなった話:未経験・40代パートナースのリアル

訪問看護に転職して1ヶ月でやめたくなった
悩む看護師Bさん

時給が高いって聞いたけど、訪問看護って実際どうなの?

悩む看護師Aさん

始めてみたけど、正直もう辞めたい

ひさ

そんなふうに悩んでいませんか?

看護師歴20年。

これまで病院で働いてきた私が、未経験で訪問看護のパートを始めました。

きっかけは、時給の高さ。

病院のパートよりも条件がよく、「これなら頑張れるかも」と思って飛び込んでみました。

ところが――始めてわずか1ヶ月で、「もう辞めたい」と思うようになりました。

「私、看護師歴20年なのに」

「訪問看護って、こんなに大変なの?」

「このまま続けて大丈夫?」

そんなことを何度も考えました。

でも、これは私が看護師としてダメだからではありませんでした。

訪問看護には、病院勤務とは違う大変さがあり、向き・不向きもあります。

この記事では、未経験・40代・パート看護師の私が、訪問看護を始めて1ヶ月で「辞めたい」と感じるまでのリアルを、包み隠さず書いていきます。

これから訪問看護を始めようとしている方、今まさに「辞めたい」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

ひさ

元フルタイム+夜勤あり看護師。40代を前に「このまま夜勤を続けられるのか?」と不安になり、働き方とお金を本気で見直しました。

簿記3級・FP2級 保有

夜勤に頼らない働き方や、看護師が無理なく続けられる選択肢を 実体験ベースで発信しています。

目次

私が訪問看護を始めた理由

訪問看護始めた理由

病院で働いていても、給料はなかなか上がりません。

「もう少し収入を増やしたいな」

そんなときに見つけたのが、時給2,000円超えの訪問看護の求人でした。

「経験を活かせて、収入も上がるならいいかも」

そう思って、週1回のパートで訪問看護を始めました。

最初は、「週1回なら無理なく続けられそう」「今までの経験もあるし、なんとかなるだろう」

そんなふうに考えていました。

ところが実際に働いてみると、思っていた以上に大変でした。

「時給が高いのには、やっぱり理由があるんだな」

そう感じる場面が、少しずつ増えていきました。

そして、気がつけば「訪問看護向いてないのかな」「もう辞めたいな」そんなことを考えるようになっていました。

1ヶ月やってみて、きつかったこと4つ

病院勤務との違いに戸惑うリアル

実際に1ヶ月働いてみて、訪問看護の仕事には病院勤務とは違う「きつさ」があると感じました。

もちろん、訪問看護ならではのやりがいや、利用者さんとじっくり向き合える良さもあります。

それでも、未経験で始めた私にとっては、「思っていたより大変だった」と感じる場面が何度もありました。

特に印象に残っているのが、この4つです。

・たった1人で判断も対応も全部背負う
・その家ごとのルールがある
・昼休みも気が休まらない
・翌日は腰にくる

ひとつずつ、正直にお話しします。

① たった一人で、全部を背負う

病院なら、何かあったときに隣に先輩や同僚がいますよね。

「これ、どうしよう?」

そう思ったときに、すぐ相談できる人がいる。

でも訪問は、その家に入ったら基本的に自分ひとり

利用者さんの状態を見て、どうするか判断して、必要なら対応する。

もちろん困ったときは相談できます。

でも、その場にいるのは自分だけ。

この緊張感が、毎回続きます。

② その家ごとの「ルール」がある

訪問先には、その家ならではのやり方があります。

「ここに置いてください」

「この方法でお願いします」

「いつもこうしています」

もちろん、利用者さんの生活の場なので、病院とは違って当然です。

でも、自分がこれまでやってきた看護や、病院でのやり方とは違うことをお願いされることもあります。

「そうするんだ」と思いながら、手を動かす日もありました。

看護師としての自分の考えと、利用者さんの生活との間で、モヤモヤすることもありました。

③ 昼休みも、気が休まらない

病院なら、休憩室に行って同僚と話したり、ちょっとした雑談をしたりできます。

でも訪問看護は、移動の合間にひとりで休憩することもあります。

車の中でお昼を食べて、次の訪問のことを考えている。

休憩しているようで、なんだか休めていない。

これが、地味に疲れました。

④ 翌日、腰にくる

そして、40代の私にはこれも結構きつかった。

狭いお部屋での中腰のケア。

ベッド周りで無理な姿勢になったり、身体を支えたりすることもあります。

その日の疲れだけならまだいいんですが、

訪問の翌日に腰にくる。

「昨日の疲れが今日くるのか」と感じることもありました。


気づけば、訪問の日が近づくだけで、少し気が重くなっていました。

「今日も行かなきゃ」

「また一人で判断しないといけない」

そんなことを考えている自分がいました。

そして何度も、「私、訪問看護に向いてないのかな」と思いました。

それでも、救われた一言がありました

訪問看護のきつさとやりがい

ある日、利用者さんに言われたんです。

「寂しいから、待っていたよ」

その言葉を聞いたとき、なんだか胸に残りました。

私自身を待っていたというより、「誰かが来てくれること」を待っていたのかもしれません。

病院では、患者さんが退院すれば、そこで関わりは終わります。

でも在宅では、患者さんはその場所で、毎日の生活を続けています。

その暮らしの中に、看護師として入っていく。

そこで初めて、「訪問看護って、こういう仕事なんだ」と少し分かった気がしました。

もちろん、きついです。

「もう辞めたい」と思う日もあります。

それでも、「誰かの暮らしを支える仕事なんだ」と思える瞬間がある。

だから私は今も、悩みながら続けています。

ある日、利用者さんに言われたんです。

「寂しいから、待っていたよ」

私を待っていたわけじゃなくて、人が来てくれることを待っていたんだと思います。

でも、その一言で気づきました。

在宅には、病院では見えなかった現実がある。

きつい。

でも、意味のない仕事じゃない。

だから今も、悩みながら続けています。

「辞めたい」と思ったら、考えてほしいこと

訪問看護の辛さの正体を見つける

1ヶ月働いてみてわかったのは、つらさの「正体」を見つけると、少しラクになるということです。

私の場合、つらかったのは「訪問看護そのもの」ではありませんでした。

利用者さんと関わることや、生活の場で看護をすることが嫌だったわけでもありません。

一番しんどかったのは、「ひとりで判断し、ひとりで背負うこと」でした。

もちろん、まだ1ヶ月なので、訪問看護のすべてがわかったわけではありません。

それでも、「訪問看護が向いていない」のではなく、「今の働き方や環境が、自分には合っていないのかもしれない」と考えられるようになりました。

「もう辞めたい」と思ったとき、つい、「私が看護師としてダメなのかな」と自分を責めてしまいがちです。

でも、そうではなく、「私は何がつらいんだろう?」と一度立ち止まって考えてみる。

・ひとりで判断することが辛い?
・人間関係が辛い?
・仕事内容が合わない?
・体力的にきつい?
・勤務日数や時間が合わない?

つらさの正体がわかれば、辞める・続ける以外にも、働き方を変えるという選択肢が見えてくるかもしれません。

そして、もうひとつ伝えたいことがあります。

「辞める=収入ゼロ」ではありません。

辞めると決める前に、勤務日数を減らす、職場を変える、単発バイトを利用するなど、いろいろな選択肢があります。

訪問看護がつらくなったときに、「辞めるしかない」と思う前に考えてほしい4つの選択肢を、こちらの記事にまとめています。

まとめ:やってみたからわかったこと

やめたいと思って気づいたこと

1ヶ月で「もう辞めたい」と思った訪問看護。

正直、始める前に戻れるなら、迷うかもしれません。

でも、やってみたことを後悔はしていません。

実際に働いてみたからこそ

・1人で背負う働き方は自分には合わないとわかった
・在宅で暮らす人の現実を知ることができた
・病院には病院の良さああることにも気づいた
・自分がこれからどんな働き方をしたいのか、考えるきっかけになった

「やってみたけど、合わなかった」

それは、決して失敗ではないと思っています。

やってみなければ、自分に合う働き方も、合わない働き方もわからないからです。

もし今、「訪問看護、もう辞めたい」と思っているなら、無理に「続けなきゃ」と思わなくても大丈夫。

まずは、「私は何がつらいんだろう?」と考えてみてください。

・仕事内容なのか。
・人間関係なのか。
・ひとりで判断することなのか。
・体力的な負担なのか。
・今の職場や働き方が合っていないだけなのか。

答えがわかれば、次の選択肢も見えてきます。

もし「働き方を変えたい」と思ったら、まずは情報収集からで大丈夫。

パートや日勤のみの求人もありますし、無理な勧誘が不安なら登録のときに「今は相談だけ」と伝えればOKですよ。

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私もまだ、悩みながら働いています。

でも、「やってみたから、わかった」ことは、これからの働き方を考えるうえで、きっと無駄にはならない。

そう思っています。

悩みながら働くあなたを、心から応援しています。

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