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実習の担当を依頼されたけど、どんな風に指導したらいいか分からない。
こんな悩みありませんか?
●●さん、実習生が●月から来るから実習指導を担当してね。
分かりました。
(内心)えっ・・・学生さん来るのか。
実習の担当って何したらいいんだろう。
私の学生時代は指導者さん怖かったな~
怖いって思われたくないけど、せっかく実習でくるなら
有意義な実習にしてもらいたい。
看護学生の実習は大変だと思うイメージがありますが、実習指導者側も受け入れる準備があるので大変ですよね。
看護師歴16年以上で、実習指導を担当した私が、実習指導者さんに向けて、スムーズに学生さんを受け入れるコツをお伝えしたいと思います。 ス
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看護学生さんにとって実習って、大変なイメージがありますよね。
記録で寝られない、勉強が大変、患者さんとの関わり、実習指導者と関わりや
カンファレンスで何を話すか、学校の先生との関わりなど挙げればきりがない
ですね。
私、自身も学生の時は実習「いやだな~」って思ってました。
しかし、実習指導者になって思うことがあります。
それは、学生を受け入れる側も事前の準備があり大変だということです。
看護学校の先生との打ち合わせ・学生さんの受け持ち患者様を選定する
オリエンテーションの用意など挙げればきりがないです。
正直、学生さんを担当するとなったとき、何をどうしたらいいのかわかりませんでしたよ。
実習指導者と言えば、学生時代本当に怖かったですからね。
しかし、担当する以上は実習を少しでも有意義なもの・学び多いものにしてもらいたいと考えました。
業務で多忙な中、学生を受け入れることは大変だと思いますが、実習をスムーズに受け入れられるコツをお伝えできればと思います。
この記事はこんな方に向けて書いています。
・初めて実習を担当することになった方
・実習指導をしているかもっと良い案ないかと考えている方
・看護学生で、指導者側がどんなことを考えているか知りたい方
実習の目標に合わせた受け持ち患者様を選定する
学生さんが実習に来る前にはまず、学校の先生と打ち合わせがあります。
どんな学生が多いのか・どんな目的で実習をするのか。
実習を対象としているのか老年なのか、成人なのか。
成人期とは
成人期(せいじんき)とは、発育が完了した時期から老化が始まる時期とされる。
医学的には20歳前後から60歳前後とされる場合が多いが、具体的な年齢や区分は、社会的背景や研究者などによって異なる。
なお、日本の法律では20歳以上を成人としているが、2018年に改正民法が成立したため、2022年4月1日からは18歳に引き下げられる。
出展:看護ROO
老年期とは
老年期とは成人期に引き続く人生最後の時期と定義されており、その境界となる年齢は一般に65歳とされています。
出展:コトバンク
細かい、打ち合わせがありますよね。
その時に、実習期間中までに入院しているのか、患者さんとのコミュニケーションは取りやすいのか、国家試験に出そうなメジャーな疾患なのかなどを考えながら選定していきます。
その時に、実習指導者だけではなく、師長さん、他の看護師にも相談しながら
決めていくと、実習の時に協力を得やすいと思いますね。
患者さん・ご家族にも承諾を得ることも必要ですので、事前の準備は大事だと思います。
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指導案を作成してみる
指導案?そういえば、研修で立てるように習ったな~と思う方もいると思います。
指導案と聞くと、構えてしまうことも多いですが、作っておいた方が自分の思考を
整理する意味でもよいと思いますよ。
実習の目的・学生の背景・事前の準備がいつまでに、どこまでの終わるように
するのかなど、書いておくと自分が何を目的・目標に指導をするのかが明確に
なります。
指導案の書き方は書籍などでも紹介されていると思います。
指導案となると書きにくいので、私は箇条書きにしていました。
例えば・・・
実習の目的:成人期を対象としている。
学生の背景:高校卒業して入学した学生と社会人を経験した学生もいる
*患者さんとのコミュニケーションはうまく取れそう?サポート要
*疾患などの勉強は事前に学習している。理解度をチェック
(指導者側自身も理解を深める)
事前の準備:学生さんが使用する物品の過不足や破損がないかチェック
□学生さんが実習に来る2~3週間前にはスタッフに実習に来ることを伝える
(●月●日の病棟会で発表)
□受け持ち患者さんの主治医にも看護学生さんが受け持つ予定と説明する
□受け持ち患者さんの選定は●月●日までには相談して、●月●日には学校の先生に伝える
□学生さんの記録用紙、学校から渡された実習指導の要綱に目を通す
□オリエンテーションの用紙を●枚用意する(●月●日までに)
自分が実習を担当できない時は
□他の指導者●●さんにも伝える(●月●日までに)
メモをおこすことで、自分の頭の中の整理もできます。
色わけをすることで、見やすくなります、
また、いつまでに何をどんなことをしなくてはならないかが明確になりますので行動しやすいです。
指導案もできたら、師長さんや他の看護師にも目を通してもらってました。
そうすることで、指導に対する意見が聞けてよかったなと思っています。
看護学生が来た時のタイムスケジュールを自分も立てる
看護学生が来る初日は、オリエンテーションなどがあると思います。
指導者が病棟の特徴などを説明することがあります。
そのため、オリエンテーションの用紙を作成しておくと、説明がしやすいです。
説明しているうちに、あれも・これもとなってしまいます。
結局うまく説明できないということにもなりかねませんね。
学生さんはその用紙に説明したことをメモしたりもできるので、作成するのは大変ですが
あった方が便利ですし、一度作ってしまえば使いまわしもできるのでオススメです。
当日のタイムスケジュールもあるとよいですね。
何時にいつまでにどんなことを説明するのかもメモしておくと、説明し忘れがありません。
例えば・・・
8:30 申し送り 学生さん紹介
受け持ち患者さん発表
9:00 病棟オリエンテーション・病棟内の学生さん用の物品のある場所など説明
*9:30までには終わるようにする。
10:00 看護学生さんと一緒に受け持ち予定の患者さんのところに挨拶をする
(ケアのサポート)*2日以降
15:00 学生さん 実習終了
こんな一例ですが、時間を書くことにより、やることが明確になるので一目でわかりやすくなります。
当日は、この紙を持ち歩いて、一緒に行動します。
終わった順から、チェックをして、「あっ・・言えばよかった」の忘れを防止します。
これを書いている私ですが、失敗例もあります。
過去の失敗例
1.いつまでに何をするなのの行動が明確ではなく、学生さんが受けもつ予定の患者さんの
選定がぎりぎりになってしまい周知できなかった。
正直、多忙な業務の中で実習の担当になることが多いですよね。
そのため、いつまでに何をするということが明確ではなかったので、後手に回ってしまい
周知や十分が相談が出来ず、実習中に困ったことがあってもスタッフ側のサポートが
受けられませんでした。
2.学生さんが使用する物品をチェックしておらず、過不足は破損に気がつかなかった。
学生さんが使用する物品は、実習期間中しか使用しないものもありますよね。
実習に来る前にチェックしておかないと、破損していて使えないということもあります。
迷惑をかけてしまうので、チェックは必要だと思いました。
3.オリエンテーションで時間がかかりすぎてしまった。
病棟用にオリエンテーションの用紙はあると思います。
説明しているうちに、あれも言わなきゃ、これも言わなきゃになってしまいました。
自分で話しながら、「あっ、これさっきも言ったな」「あっ、これ言い忘れた」となり
必要以上に時間がかかってしまいました。
聞いていて、分かりにくい説明だったと反省しています。
この失敗で、事前の準備って大事と思えるようになりました。
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まとめ
実習と聞くと、嫌な思い出と言う方もいると思います。
私も、正直実習は楽しい思い出はありませんね。
とにかく、記録で寝られない、指導者さんが怖いなどなど・・
そんなこともあり、実習を担当となった時は少しでも学びの多いものにしてもらいたい
スムーズに学生さんを受け入れたいと思いました。
スムーズに受け入れるコツとしては以下の通りです。
1. 実習の目標に合わせた受け持ち患者様を選定する 。
2. 指導案を作成してみる 。
3.看護学生が来た時のタイムスケジュールを自分も立てる 。
実習を担当することで、人に教える難しさを実感しました。
また、今までの自分の振り返りにもなり、実習を担当することで、看護の勉強にもなりました。
後輩育成も大事な仕事・仕事は事前準備がとても大切だということにも気づかされました。
少しでも、スムーズに学生さんを受け入れることができたら、いいですよね。
実習が「楽しい」と感じてもらえるように実習を乗り越えてほしいなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書いてみて、人に何かを説明する・教えるって難しいなと思いました。
そのために、事前の準備がいかに重要か改めて気づきました。
もし、もっといい方法がある場合は、知りたいので教えてくださいね。
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